Little Tokyo in オーストラリア ~メルボルン 後編
第2回目の「Little Tokyo」、前回に引き続き、今回もメルボルン流の和食レポートをお届けする。
今回は、この「東京で遊ぼう」の翻訳チームのメンバーで、メルボルンにある「居酒屋 忠治」を訪れた。
注文したのは、枝豆、餃子、コロッケ、焼き鳥盛り合わせ、お好み焼き、鶏の竜田揚げなど、ベーシックな居酒屋メニューばかり。どれも、変わったアレンジなどはされておらず、日本の味が恋しかった筆者には嬉しい味だった。
そのなかでも、特に英語ネイティブのメンバーと一緒に食べたかったのが、『たこわさ』。
何人かのメンバーは、たこわさ自体を知らなかったよう。また、生のタコを食べる習慣は海外の人々からすると珍しく映ることもあるようで、そもそもメニューとして用意があるか心配だったのだが、そこは居酒屋、注文することが出来た。
筆者には、待ち遠しかった日本の味!しかし、他のメンバーの反応は少し違うよう…。
生のタコを食べたことのなかったメンバーは、たこわさがテーブルに運ばれてきた瞬間、「一瞬マジでこれ食べてもいいのかな、と思った」そう。
確かに、あの見るからにグニョっとしたビジュアルは、初めての人には少しグロテスクに映るかもしれない。
恐る恐る食べてみると、「タコそのものは意外とcrunchy(歯ごたえがある)だった」と、その食感は想像と少し違ったようだ。
また、味については「たこわさは美味しかったがわさびの味しかしなかったですね。もっとタコの味がすると思っていました。」
これは普段わさびの味を食べ慣れている日本人とは少し違った感想かもしれない。
本当は、まだ納豆を食べたことがないと言っていたメンバーにぜひ納豆を食べてもらいたかったのだが、残念ながらこのお店では食べることが叶わなかった。
ちなみに、全員一致で断トツに美味しかったのは、なす田楽だった。
味噌の甘じょっぱい風味が和食独特で珍しいようだ。
【おまけ】
食事の後には、全員でゲームセンターへ!
日本でもおなじみの「太鼓の達人」はメルボルンにもあった。もちろん交代でプレイ!説明が英語に訳されることもなく、お金の入れ口以外は日本とほとんど同じ仕様。太鼓の鼓面の部分が破けていたのは、メルボルンのプレイヤーが日本よりも力が強いということだろうか…。
そして、「太鼓の達人」以上に盛り上がったのが、日本では見たことのない「ザ・ビシバシ」というゲーム。いろいろな種類のミニゲームをクリアして塔のてっぺんを目指す、というコンセプトなのだが、そのミニゲームは、全て、ひたすらボタンを叩きまくるだけ、という単純なもの。しかし、単純だからこそハマってしまうのである。海外でも人気があるのは、ルールのわかりやすさゆえかもしれない。
2回に渡り紹介した、メルボルンで感じる東京。いかがだっただろうか。
海外に行く機会があれば、ぜひ街角の小さな東京を探してみてほしい。