ここ本当に東京?東京都唯一の村 檜原村へ
東京駅から1時間半でJR青梅線の終点「武蔵五日市駅」到着。
さらにバスで50分。気分はもう遠足だ。
眼下に流れる川に沿って、バスはくねくねとどんどん山奥へ進む。
次第に山との距離は近くなり、気づけば四方を山々に囲まれる。
東京都心を出発して約2時間…「西川橋(にしかわばし)」というバス停で下車すると
そこは東京都(島を除く)唯一の村「檜原村」
この地区は「人里(ひとざと)」と書いて(へんぼり)と読む。
檜原村はバスの本数が少ない。
のんびりするなら1泊することをおすすめする。
この日の宿泊先は村で唯一のゲストハウス「東京ひのはら村 ゲストハウス へんぼり堂」
へんぼり堂は築120年の古民家を改修して2013年にオープンした。
毎週末イベントを開催し、多くの人々が「村の暮らし」を体験しにやってくる。
近くには川があり、今にも飛び込みたくなるくらい青く澄んだ水が流れる。
夏には川遊びがお勧め。
ここでの過ごし方は人それぞれ。
週末であれば、へんぼり堂が主催するイベントに参加するのも良い。
ハイキング、畑仕事、陶芸、染め物…イベント詳細はこちらいろいろなイベントが宿泊費込みで1万円前後から体験できる。
1泊素泊まりなら3,000円、貸し切りにしても3万円。とてもリーズナブルだ。
昔ながらの日本の暮らしを体験するなら
近所のおじいちゃんやおばあちゃんの田舎らしい作業を手伝うのも良いだろう。
(今回は煙突掃除と薪割りをお手伝い)
辺りを散歩するだけでも、タイムスリップしたような風景がそこにはある。
Trail to Mount Usukiyama @ Hike from Hinohara to Lake Sagami / *_*
おすすめは縁側でのんびりすること。
太陽の日は暖かく、昼間は冬でも暖かい。
しかし夜はとても寒く、体感温度は都心より3度は低い気がする。
夕飯は予め材料を買っておいて自分たちで作る。
なんと!今回は昼間の煙突掃除のお礼にご近所の方から「おでん」をいただいた。
※施設として食事は提供されないので自分たちで材料を用意して作ることになる。
※もちろん「おでん」はいつももらえる訳ではない。
へんぼり堂にはシャワーしかないが、送迎を頼めば温泉に行くことができる。
Hinohara Onsen Center 檜原温泉センター 数馬の湯(三頭山トレッキング) / jetalone
天気がよければ、夜は満天の星を眺めよう。
この頃にはここが東京都であることを思い出すことはなくなる。
夜はみんなでお酒を囲み、二階の部屋でゆっくり眠る。
朝は自然と早く目が覚める。
玉傳寺(ぎょくでんじ)へ向かう。枯山水がとても綺麗なお寺だ。
このお寺ではご住職と都合が合えば、朝から座禅をすることができる。
縁側からの景色は向こうの山も借景となっていつまでも眺めていられる。
へんぼり堂での楽しい時間はあっと言う間に過ぎる。
オーナーに見送られバスに乗る。オーナー詳細はこちら
途中、「払沢の滝入口(ほっさわのたきいちぐち)」バス停で降りる。
ここには日本の滝百選に選ばれた「払沢の滝」がある。
バス停から滝までは片道15分。山道を歩けばハイキングを楽しめる。
滝ももちろん素晴らしいが、バス停の目の前にある「ちとせ屋」のドーナツがおすすめ。
甘さ控えめのヘルシーな豆乳ドーナツ。運動後のおやつはとても美味しい。
休憩を取り、再びバスに乗る。
帰りも約2時間。あっという間にビルだらけの大都会へ戻ってしまう。
檜原村は東京都とは全く思えない幻のような場所だった。
- へんぼり堂サイト
- へんぼり堂イベントサイト
- へんぼり堂への行き方 JR武蔵五日市駅からスタート
- 駅を出て正面にある1番乗り場の「数馬」または「都民の森」行きのバスに乗る
- 武蔵五日市駅から約50分間
- 「西川橋(にしかわばし)」バス停で下車 ※「人里(へんぼり)」バス停で降りないように!
- バス停より徒歩30秒
- 払沢の滝の行き方 JR武蔵五日市駅からスタート
- 駅を出て正面にある1番乗り場 から「払沢の滝入口経由」のバスに乗車(分からない時は確認しましょう)
- 武蔵五日市駅から約25分
- 「払沢の滝入口」バス停で下車
- バス停より徒歩約15分
【Writer】Tokyo de Asobo : Yoshida