もはやRave!! 恵比寿でアゲアゲ「盆踊り- ‘Bon’ Dance」
日本には大小合わせて30万の「祭り」があると言われ、特にお盆(死者が家に帰ってくるとされる8月15日前後)シーズンの7月から8月の時期に夏祭りが多く開催されます。人々は浴衣を着て、夜の明かりに誘われ、祭りを楽しみます。
もしかしたら、夏の夜をふらりと歩けば、お祭りや盆踊りに出会えるかもしれません。
{042|365} Bon Odori / chichacha
夏祭りでよく行われるのが「盆踊り」
そもそも死者を供養するために行われていた「盆踊り」ですが、今では地域活性(Community Activation)のために行われていることが多いです。
「盆踊り」にはたくさんの種類がありますが誰でも自由に参加でき、みんなで輪になって踊るものを総称しています。
恵比寿の街が一つになる
「恵比寿」という街は渋谷の隣にあり、最近は外資系企業やIT企業が多く、平日は会社員、休日は若者が多く行き交う街です。
そんな都会の恵比寿の夏の夜。2日間だけ開催されるのがこの盆踊り。
夜になると櫓の上で太鼓が鳴り響き、「音頭」が流れます。
そんな都会の街にいつの間にか提灯(lantern)が並び、ロータリーには櫓(scaffold)が立ちます。
人々が吸い寄せられるように次々と輪の中に入り、約500人くらいが踊ります。
踊り方を知らなくても大丈夫。櫓の上では練習を積んだ踊り手が踊っています。
正確さは求められません。真似をしながら踊るのです。
年齢や国籍は問いません。
恵比寿に長く住む人、会社帰りの人、子供も大人も、外国からの旅行者もみんな輪になり踊ります。
恵比寿の街がひとつになる。一体感がそこに生まれます。
しかし!
この「盆踊り」なんかおかしい!
踊り始めてすぐ気付きました。
「盆踊り」といえばゆったりとした音楽で日本舞踊のような動きをするものです。
しかし、恵比寿の盆踊りはちょっと違う。リズムが早いのです。
まるでクラブで踊っているような気分!!
櫓の周りをぐるぐる回るうちに、みんなテンションが高くなり、
Hi! Hi! Hi! Hi! Fuuuuuuuu!
ないはずの掛け声が上がります。
日本伝統の盆踊りとは少し違う!でも楽しい!
こんな盆踊りは初めてです。是非体験してほしい「恵比寿」の街らしい盆踊りでした。
地域により踊り方や音楽は異なります。
日本の伝統的な曲も良いですが、蒸し暑い夏を吹き飛ばすハイテンションな盆踊りもオススメです。
【Writer】Tokyo de Asobo : Yoshida