初詣より新年らしい!一般参賀で天皇・皇族ご一家を拝見。
あけましておめでとうございます。
日本の新年の行事の定番に「おせちを食べ、初詣に行く」というのがありますが、
せっかく東京でお正月を過ごすなら、新年のニュースで恒例の天皇陛下の新年のご挨拶を生で拝見したい!
時間のあるお正月、混雑を覚悟して行ってみました。
「一般参賀」は年に2回で天皇誕生日(12/23)と正月(1/2)のみ。
滅多に入れない「皇居」の中に入れる機会です。
いつもはお堀の外から眺めるだけ。
ルートはいろいろありますが、桜田門から入りました。
井伊直弼が亡くなった「桜田門外の変」で有名な場所です。
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桜田門の正面には警視庁!
これらを見ただけでもここに来た甲斐があります。
入場の前に
「一般参賀」は予約や事前申し込みの必要はなく、当日現地に向かえばほぼ入場することができます。
しかし、毎年1日で7-8万人がやってきます。
警備が厳しい中、スムーズに入場するには少し注意しておくことがあります。
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以下いろいろ簡単に書きましたが、都度変更もあると思うので
詳細は宮内庁のサイトをご確認ください。
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入場時間
午前9時30分に開門し、午後2時10分には閉門します。
その間(2016年1月時点で)5回天皇陛下が長和殿のベランダにお出ましになります。
長和殿に到着するのは 並び始めてから1時間近くかかります。
余裕を持って向かいましょう。
ちなみに出る時も向かう門によりますが30-40分くらいはかかります。
見たところ午後からの方が混雑は少ないようですが、時間にはゆとりを持ちましょう。
あと、トイレがほぼありません。トイレには必ず行っておきましょう。
持ち物や衣類は要確認
天皇陛下を間近で拝見できるのですから、入場前には持ち物検査もあります。
飛行機の荷物チェックと同レベルと思って良いでしょう。
上着や帽子も脱ぎ、カバンの隅々までチェック。
金属探知機も全身にかけられます。
周りで検査に時間がかかっていた人を見ると
・ペットボトルなどの液体類は没収される
・キャリーバックなどの大きな荷物は一度預け、退出時に荷物を受け取りに行くことになる
・大きな旗など皆さんの視界を塞ぎそうなものはNG
一眼カメラでも携帯のカメラでも写真撮影はOKなのですが
写真用の三脚や自撮り棒はNGです。
ということで荷物はコンパクトにするのが基本ですね。
服やカバン類にポケットがやたらある人も検査に時間がかかっていました。
履物も確認!ハイヒール・サンダル・下駄ばきはNGだそうです。
いざ入場!近いけど遠い一般参賀の道のり。
入場は皇居の正門(二重橋付近)となります。
私はこのルートで行きました。
皇居へ向かう途中、ボランティアの方から「国旗」を無料でいただきました。
一般参賀といえばやはりこれ。
10:10 二重橋付近に到着。すでにたくさんの人です。
厳重な荷物チェック&ボディチェックの後、手際よく整列の案内をされます。
服装は特に制限がないのでラフな方もたくさんいましたが、正装の方が多いですね。
並び始めて20分。ようやく列が動き始めました。二重橋が見えてきました。
幸いこの日は晴天で暖かく…いや暑いくらいでしたが
屋根も壁もないところで長時間待つので、防寒対策はしっかりすることをお勧めします。
皇居警察の方や眼つきの鋭いSPの方もたくさん。警察犬も!
前も後ろもすごい人です。流れに乗って立派な門をくぐります。
江戸城の風格が残る景色を眺めつつ進みます。
10:55 最後の門をくぐり、長和殿に到着です。
なぜか水飲み場があったので、ちょっと飲んでみることに。
皇居の水・・・恐らく普通の水道水でした。
大きな案内図
この図の右上から入場してきました。大した距離ではないのにここまでくるのに約50分…
天皇陛下がお出ましになりました!
到着後すぐに本日2回目となる11時の回で天皇陛下がお目見え。
この時点ではまだまだ遠いので、移動してさらに約1時間待ってみることに。
待っている間、ぎゅうぎゅうの状態で全く動くことはできません。
恐らく一度抜けたらもう戻ることはできないでしょう。
11:50 再びお出ましに!
ベランダに入場され、手を振られます。
これが現実的な景色です。
新年のお言葉の間、少しだけ静まります。
手を伸ばしなんとかお写真を撮ることができました。
みなさん慎ましやかでお美しい。
もう一度手を振られて、退場されました。
ほんの10-15分の出来事でしょうか。あっという間の出来事です。
皇居を楽しみながら退場
退場を促すアナウンスが流れます。
あとは人の流れについて行くのみです。
こちらは「宮内庁」の建物
目的の駅に向け、坂下門・桔梗門・乾門の3方向の出口分かれます。
そもそも「江戸城」だった皇居です。
大軍の敵を退くための作りですから、当然ながら大群の移動には適していない造りです。
必要以上に退場にも時間がかかります。
ゆっくりと過去と現在の混同する景色を楽しみましょう。
このお城は富士見櫓です。
石垣は築城名人といわれた加藤清正が建てたとされます。
個人的に熊本城に行ったばかりだったのでちょっと感動。
桔梗門から退場すると参賀の記念品を売っていました。
お菓子からお酒まで。いろんなものがあるんですね!
皇居に到着してから、退場まで約2時間半かかりました。
気楽に観光する気分で行きましたが、予想以上の発見と感動でした。
【Writer】Tokyo de Asobo : Yoshida