プチ京都?!都内で観光気分が味わえる池上本門寺散策
もう2月!
私の好きな梅の花が咲き始める季節です♪
桜もいいですが、梅の花はより和を感じます。
都内にはいくつも「梅園」がありますが、今年は大田区の「池上梅園」に行ってみました。
鉄オタ気分で「西馬込駅」からスタート
オススメは浅草線「西馬込駅」からのスタートです。
西馬込駅からとくに何もない国道沿いを10分ほど歩くと左手に階段が見えます。
この階段を登ると「馬込車両検修場」と呼ばれる、電車の車庫のような場所があります。
タイミングによってはカラフルな電車がずらりと並びなかなか見れない風景となります。
By まも – own work(photographed by まも(Mamo)), Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10007700
この歩道橋を渡り、右折して長い坂を下れば左手に梅園があります。
梅は咲いたか
暖冬とは言えまだ2月。
行ってみたら「三分咲」でした。
入場料は100円。お安い!
木によっては満開のものも!
高台の登り見下ろせば、遠くの景色を借景にして梅の花が幾重にも重なる春らしい景色を眺めることができます。
ここだけでものんびり散歩するには良いコースです。
梅の満開は例年通り2月末から3月初旬だそうです。
16:30には閉園してしまうのでお早めに。
歴史だらけ!日光東照宮?京都?のような異空間へ
この池上梅園というのは「池上本門寺」の敷地内にあります。
せっかくなので池上本門寺も散策することにしました。
周辺には至る所に寺院があり、少しずつ周りの風景が変わっていきます。
彫刻がすごいぞ、多宝塔
墓地の間の階段をのぼる途中、美しい彫刻が施された変わった建物を発見。
軒下には重なりあう龍の頭が!
大迫力の大堂
「大堂」と呼ばれる広いエリアに到着。ここにも彫刻が素晴らしい寺院があります。
建物自体は、空襲で焼けてしまい再建されたようですが、旧大堂は、戦国武将加藤清正による建立だったようです。
そして、遠くに見えるのは五重塔!
朱色が映える五重塔
こちらは徳川2代将軍秀忠公が建立したもの。
戦火を逃れることができ、関東にある五重塔のうち幕末以前に建てられたものとしては一番古いそうです。
朱色が青空に映えます。美しい!
階段だって歴史がある
大きな仁王門には大きな阿吽像。真下から見るのは怖いほどの大迫力です。
仁王門を通ると表参道になります。この石段も加納清正が寄進したものとされています。
最後に浮世絵にも描かれた総門を
今回は裏から池上本門寺の境内に入ってしまいましたが、
本当なら一番初めに通るはずの「総門」。
こちらは江戸時代の観光名所として多くの浮世絵にも描かれています。
By 歌川広重 – http://visipix.com/, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=354698
散歩の最後はデザートで〆る
ここまでで約1時間。
歩いてきたご褒美には池上名物「くずもち」がおすすめ!
「葛餅」ではなく「久寿餅」
「久寿餅」は葛粉ではなく、小麦粉のでんぷんを発酵し2年間かけて作る「久寿餅」。
江戸時代に池上で発祥した、葛餅とは全く異なる食べ物です。
池上駅に向かうまでに数店ある久寿餅の専門店の中から、フィーリングで「浅野屋本舗」へ行ってみることにしました。
女子が嬉しい「ミニ膳 880円」
尽きぬ願いですが「少しずついろいろ食べたい」という欲求を叶えてくれるのがこの「ミニ膳」
なんと、クリームあんみつ、ところ天、久寿餅に
ぜんざいかコーヒーかアイスが選べるというセット
迷わずこちらを注文です。
久寿餅にはたっぷり黒みつをかけ、クリームあんみつ、ぜんざいを食べながら、時々酢醤油味のところ天を食べれば、甘すぎずあっという間に完食です。
すぐ近くには評判の高いパン屋さんも。
メロンパン、おいしかったです!(食べ過ぎ)
ここからはまっすぐ「池上駅」へ迎えばお散歩終了。
都内で観光気分が味わえる最高の散歩コースです。
【Writer】Tokyo de Asobo : Yoshida