移転間近の築地市場。マグロの競りも見納め!集合は朝2時必至!
2016年11月7日に豊洲へ移転間近の築地市場。
築地市場の営業は2016年11月2日までとなります。
移転前に昔ながらの活気ある空間で有名なマグロの競りを見に行きたい!
そんな気軽な気持ちで「築地市場のマグロの競り」見学に行ってきました。
しかし!まず、はじめに伝えたいこと。
朝3時集合じゃ、間に合いません!!
朝が苦手!タクシーで行くのは…という方は、なんと厚生会館に宿泊できます。
宿泊や参加方法の詳細は築地市場厚生会館公式ホームページのサイトをご参考に。
見学できるのは先着120名。3時受付ではアウトかも!
2:50 勝どき橋のたもとの「勝どき橋西」交差点でタクシーを降りました。
この交差点からすぐ見えるのが「おさかな普及センター」
ここが競り見学の受付場所です。
数名の警備員さんがいますが、とくに行列もなく静かな空気
これは余裕だなと思い、センターの中に入ると!!
一室にいっぱいの多国籍な人々が…
警備員さんにメッシュ生地のベストを渡されます。これが参加者の証。
黄色と緑色のベストで前半組と後半組に分けられています。
すでに100名以上はいそうです。
事前の調べでは「朝3〜4時に集合すれば見学できるかも」ということでしたが、
移転間近であることと外国人観光客の増加によって最近は2時から人が集まり、集まり次第受付開始するようです。
私たちでギリギリでした。3時過ぎでは全く遅かったです!
3:10頃、定員になり受付終了!
警備員さんに止められ、受付にも行かせてもらえず諦めて帰る人々。
朝早く、はるばる日本の築地までやって来たのに残念そうに帰っていく外国人の方々もいました。
見学が始まるのは前半組は5:25、後半組は5:50から。
それまでの間、自販機に行くかトイレに行く以外
おさかな普及センターから離れることは禁止です。
100名以上の多国籍な人々が一同に揃います。
時間が経つにつれ、眠気もまして床に寝っ転がってしまう人も。
ソフトドリンクは飲んでもいいですが、アルコールは禁止!
ここは雑談をしながら待ちましょう。
あっという間の競り見学
2時間以上待ち、ようやく見学へ行く時間となりました。
外はすっかり明るくなり、市場に近づくとあの独特の「魚」の匂いがしてきます。
本来、仲卸売場の一般入場は午前9時から。
警備員さんの指示に従って、ベストを着て堂々と仲卸売場の中へ。
中に入ると、大きなマグロがずらり。
仲買人の人々はマグロの尾の部分を見て質を吟味。
鐘が鳴り響くと競りの開始です。
何語を喋っているのかわからない独自の早口で、何をしているのか全くわかりませんが、あっという間にマグロに値がついているようです。
値が付いたマグロには名前が書かれているようでした。
一緒に見学している海外の方々も必死で撮影しています。
10分程度で見学は終了。
市場の雰囲気を横目で見学しつつ、あっという間に退場します。
開始から終了まで25分程度ですが、初めて見る光景に興奮するいい体験でした。
波除神社へお参り
「災難を除き、波を乗り切る」 波除稲荷様として築地市場を守ってきた「波除(なみよけ)神社」には築地らしく「海老塚」や「鮟鱇(あんこう)塚」、玉子の形をした「玉子塚」などがあり、築地の食材を弔っています。
築地場内の飲食店も移動します
築地といえば、美味しい朝ごはんを満喫です。
築地以上の「場内」と言われるエリアにある飲食店も市場と一緒に豊洲新市場に移転予定です。
昔の雰囲気が残る「魚がし横丁」での朝食が経験できるのもあとわずか。
以前、平日に朝ごはんを満喫しましたが、今回はその時見つけておいた別の場所へ。
以前のお話>【東京の朝ごはん】築地 アジフライを食べに行列に並ぶ
お土産にオススメなのが「茂助だんご」あんこ好きにはたまりません。
「珈琲の店 愛養」でバターとジャムのハーフのトーストとコーヒーを注文。
毎朝築地で仕入れた魚で丼を作る「海鮮丼 大江戸」には黄色いジャンパーを着た名物おばあちゃんが親切に店の説明をしてくれますが、メニューが豊富すぎて迷っちゃいます。
綺麗に整備された市場も楽しみですが、残り数ヶ月「築地市場」を見納めですよ。
【Writer】Tokyo de Asobo : Yoshida