太田記念美術館「江戸妖怪大図鑑」太田記念美術館「江戸妖怪大図鑑」

2014/06/11 - Last modified：2014/07/28

歌川国芳「相馬の古内裏」（個人蔵/8月30日～9月25日）

こんなところに美術館!

いつも若者や観光客で溢れる原宿の竹下通りや表参道。
しかし、そこから通りを一本入るだけで人の気配が無いとても静かなエリアに入る。

201304131420_DSC01428 / hof.lin

有名なメインの通りから歩いてすぐ。ラフォーレ原宿のすぐ裏手に
1万2000点にも及ぶ浮世絵コレクションを所有する「太田記念美術館」がある。

相撲と力士

６月の今は「江戸の相撲と力士たち」という企画展を開催中。
「大相撲」が単なる競技ではなく、伝統文化として昔から国民に愛される所以や
「日本の国技」としての長い歴史を一目で実感できるだろう。

歌川国貞「不知火諾右エ門横綱土俵入之図」

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2606-sumo.html

江戸妖怪大図鑑

そして、７月から９月までの３ヶ月は
展示総数約270点の「妖怪(Monstrous being )」の浮世絵を
「化け物(Monster)」「幽霊(Ghost)」「妖術使い(Master of witchcraft)」の３部に分けを展示する。
そのものを知らなくても、身の毛もよだつ迫力あるものから、
思わず笑ってしまうようなユーモラスなものまで、さまざまな妖怪たちがあなたを迎える。

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H26070809-edoyokaidaizukan.html

第1部：化け物（2014年7/1（火）～7/27（日））

歌川国芳「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」（個人蔵/7月1日～27日展示）

第2部：幽霊（2014年8/1（金）～8/26（火））

wikipedia

葛飾北斎「百物語　お岩さん」（中外産業㈱原安三郎コレクション/8月1日～26日）

第3部：妖術使い（2014年8/30（土）～9/25（木））

歌川国芳「相馬の古内裏」（個人蔵/8月30日～9月25日）

手ぬぐい屋「かまわぬ」

また、この太田記念美術館の地下には手ぬぐい(Tenugui)屋の「かまわぬ」がある。
古典から最新の柄の手ぬぐいが勢揃いだ。
美術館と一緒にぜひ行ってほしい。

これから日本は、じめじめと蒸し暑い日が続く(It’s humid.)。
手ぬぐいで汗を拭きながら、「妖怪」を見て肝を冷やして(frightened) 涼んでみるのはどうでしょう？